皆さんこんにちは。
さて、前編ではMTGで発生するハラスメントの事例を2つ紹介しましたね。
皆さんも心当たり、あったのではないでしょうか。
さて、本日はロックカードによるハラスメントを掘り下げていきます。
しっかり覚えて、被害者・加害者にならないようにしましょう。
さて皆さんは、ロックデッキというのをご存じでしょうか。
対戦相手を基本的には置物でロックして、満足にプレイさせずに勝利を収めるデッキのことを指します。
MTGではこれまで凶悪なロックデッキが数多く存在しておりました。
かくいう自分も中学生のころ大会に出て対戦相手の大人が張った〈冬の宝珠〉と〈停滞〉によって『教えてくれ、五飛。俺はあと何分、この席に座っていたらいい?相手は俺に何も教えてくれない。』状態に陥った苦い経験が有ります。
【対戦相手には俺は何もさせねえ!させる気なんかひとつもねえんだ!それこそが俺のアイデンティティ!】という歪んだ思考をウィザーズは重く見たのでしょう。
被害者撲滅のため、ロックカードを最近ではあまり刷らなくなりました。
しかし、依然として被害者が存在しているのです。
ロックカードによる主なハラスメントは内容としては一緒です。
締め上げられ、苦しめられ、対戦相手だけが愉悦に浸る。
心の声だけが空しくこだまする。
どんなに紳士的な人間でも、その優しげな表情の裏にはニヤニヤ笑いのトーテム像がそこにいる。
『では2マナで〈停滞〉をプレイします。』
(ざまあみさらせこの野郎!こっからは俺の時間なんだよお!てめえに人権はねえ、俺の闇のゲームに付き合ってもらうぜえぇ?)
『わかりました。はい、どうぞ。』
(なんで〈停滞〉なんてプレイするんだよおぉ!俺は、俺はMTGしたくて家を飛び出してきたっていうのに!〈停滞〉なんて出されるくらいなら、家でドンジャラしてた方がよっぽど楽しいよチクショー。。。)
被害者撲滅のため、いったいどんなロックハラスメントが存在するのか把握しておきましょう。
月ハラ(血染めの月ハラスメント)
基本でない土地をすべて山に変えてしまう恐ろしいエンチャント〈血染めの月〉による土地ロック戦術によるハラスメント。
特に多色環境のモダンで多く確認され、被害団体も存在するほど【血染めの月から特殊地形を守る会】。
Blood Moon / 血染めの月 (2)(赤)
エンチャント
基本でない土地は山(Mountain)である。
チャリハラ(虚空の杯ハラスメント)
主にX=1で唱えられ、手札が文字通り虚空と化す。様々なシーンで散見される。反チャリハラ団体であるNPO法人【虚空の杯から呪文を守る会】代表は、全国各地でX=5以上で唱えることで、虚空の杯でプレーヤーを笑顔にする活動を行っている。
※10マナからX=5で唱えられた〈虚空の杯〉はほぼ誰にも影響がなく、平和のシンボルである
Chalice of the Void / 虚空の杯 (X)(X)
アーティファクト
虚空の杯はその上にX個の蓄積(charge)カウンターが置かれた状態で戦場に出る。
プレイヤーが、この上に置かれている蓄積カウンターに等しい点数で見たマナ・コストを持つ呪文を1つ唱えるたび、その呪文を打ち消す。
コマ先生のハラスメント
レガシーで猛威を振るう〈師範の占い独楽〉と〈相殺〉によるソフトロックハラスメント。完全なロックにはならないものの、上記2種と違って自分には全く影響が無いため、より犯罪傾向の強い人間に好まれる悪質なハラスメント。恐ろしいことに、このデッキは当時のスタンダードでもその存在が確認されており、全国各地でキッズ達が魔の手にかかったのは記憶に新しい。両カードともアンコモンということから被害者が復讐のため同ハラスメントに手を染める事案も多く発生し、社会問題に発展した。
Sensei’s Divining Top / 師範の占い独楽 (1)
アーティファクト
(1):あなたのライブラリーのカードを上から3枚見る。その後それらを望む順番で戻す。
(T):カードを1枚引き、その後師範の占い独楽をオーナーのライブラリーの一番上に置く。
Counterbalance / 相殺 (青)(青)
エンチャント
対戦相手が呪文を1つ唱えるたび、あなたは自分のライブラリーの一番上のカードを公開してもよい。そうした場合、その呪文の点数で見たマナ・コストが公開されたカードの点数で見たマナ・コストと等しいならば、その呪文を打ち消す。
オポハラ(対立ハラスメント)
ウルザズディスティニー産の凶悪エンチャント〈対立〉を使用したロックハラスメント。当時からロックデッキを使う人間は忌み嫌われる存在だったが、リス、鳥、さらには卵等MTGにおいてファンシーな生物を隠れ蓑にし、その被害を拡大させた。クリーンなイメージの強い白と緑を基調としたセレズニアギルドだが、〈対立〉のマイルド調整版とも言える〈制圧の輝き〉を使用したセレズニア対立を使用し人は表と裏で違った表情を持っていることを示した。
Opposition / 対立 (2)(青)(青)
エンチャント
あなたがコントロールするアンタップ状態のクリーチャー1体をタップする:アーティファクト1つかクリーチャー1体か土地1つを対象とし、それをタップする。
Glare of Subdual / 制圧の輝き (2)(緑)(白)
エンチャント
あなたがコントロールするアンタップ状態のクリーチャー1体をタップする:アーティファクト1つかクリーチャー1体を対象とし、それをタップする。
ズアハラ(ズアーの運命支配ハラスメント)
ライフを支払うことで対戦相手に新しいカードを引かせない〈ズアーの運命支配〉と恒久的ライフ回復手段とを併用することで、相手の動きを封殺するロックハラスメント。このハラスメントの恐ろしい所は、一度ロックが決まってしまうと二度と抜け出せない点である(第4版当時)。ズアー側は〈フェルドンの杖〉によってライブラリを回復するため、相手が投了するかライブラリーアウトになるまで待つという地獄の2択を迫られる。事態を重く見たウィザーズは第9版以降このカードを刷っていないが、コールドスナップにて本人である〈結界師、ズアー〉が登場した。
Zur’s Weirding / ズアーの運命支配 (3)(青)
エンチャント
プレイヤーは自分の手札を公開した状態でプレイする。
プレイヤー1人がカードを1枚引く場合、代わりにそのプレイヤーはそれを公開する。その後、他のプレイヤーは2点のライフを支払ってもよい。いずれか1人のプレイヤーがそうした場合、そのカードをオーナーの墓地に置く。そうでない場合、そのプレイヤーはそのカードを引く。
セプハラ(セプターチャントハラスメント)
〈等時の王笏〉と〈オアリムの詠唱による〉ロックハラスメント。猛威を振るったコマ先生のハラスメントは唱えた呪文をかたっぱしから打ち消すが、このセプハラは呪文を唱えることすら許さない。唯一、インスタンドのみ唱えられてしまうため〈解呪〉等のアーティファクト破壊呪文が対抗策となるが、当時のウィザーズは容赦を知らず〈ザルファーの魔道士、テフェリー〉を同居させることで被害者数増大を強力に後押しした。
Isochron Scepter / 等時の王笏 (2)
アーティファクト
刻印 ― 等時の王笏が戦場に出たとき、あなたはあなたの手札にある点数で見たマナ・コストが2以下のインスタント・カードを1枚、追放してもよい。
(2),(T):あなたは、その追放されたカードをコピーしてもよい。そうした場合、あなたはそのコピーを、そのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
Orim’s Chant / オアリムの詠唱 (白)
インスタント
キッカー(白)(あなたがこの呪文を唱えるに際し、あなたは追加の(白)を支払ってもよい。)
プレイヤー1人を対象とする。このターン、そのプレイヤーは呪文を唱えられない。
オアリムの詠唱がキッカーされていた場合、このターン、クリーチャーは攻撃できない。
Teferi, Mage of Zhalfir / ザルファーの魔道士、テフェリー (2)(青)(青)(青)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
瞬速(あなたはこの呪文を、あなたがインスタントを唱えられるときならいつでも唱えてよい。)
あなたがオーナーである、戦場に出ていないクリーチャー・カードは瞬速を持つ。
各対戦相手は、自分がソーサリーを唱えられるときにのみ呪文を唱えられる。
3/4
上記が有名なロックハラスメントの紹介です。
他にも、まだまだ卑劣なロックハラスメントが存在しています。
皆さんも、被害者・加害者になる前に、ハラスメントの内容を良く理解しましょう。
さて、前編ではMTGで発生するハラスメントの事例を2つ紹介しましたね。
皆さんも心当たり、あったのではないでしょうか。
さて、本日はロックカードによるハラスメントを掘り下げていきます。
しっかり覚えて、被害者・加害者にならないようにしましょう。
さて皆さんは、ロックデッキというのをご存じでしょうか。
対戦相手を基本的には置物でロックして、満足にプレイさせずに勝利を収めるデッキのことを指します。
MTGではこれまで凶悪なロックデッキが数多く存在しておりました。
かくいう自分も中学生のころ大会に出て対戦相手の大人が張った〈冬の宝珠〉と〈停滞〉によって『教えてくれ、五飛。俺はあと何分、この席に座っていたらいい?相手は俺に何も教えてくれない。』状態に陥った苦い経験が有ります。
【対戦相手には俺は何もさせねえ!させる気なんかひとつもねえんだ!それこそが俺のアイデンティティ!】という歪んだ思考をウィザーズは重く見たのでしょう。
被害者撲滅のため、ロックカードを最近ではあまり刷らなくなりました。
しかし、依然として被害者が存在しているのです。
ロックカードによる主なハラスメントは内容としては一緒です。
締め上げられ、苦しめられ、対戦相手だけが愉悦に浸る。
心の声だけが空しくこだまする。
どんなに紳士的な人間でも、その優しげな表情の裏にはニヤニヤ笑いのトーテム像がそこにいる。
『では2マナで〈停滞〉をプレイします。』
(ざまあみさらせこの野郎!こっからは俺の時間なんだよお!てめえに人権はねえ、俺の闇のゲームに付き合ってもらうぜえぇ?)
『わかりました。はい、どうぞ。』
(なんで〈停滞〉なんてプレイするんだよおぉ!俺は、俺はMTGしたくて家を飛び出してきたっていうのに!〈停滞〉なんて出されるくらいなら、家でドンジャラしてた方がよっぽど楽しいよチクショー。。。)
被害者撲滅のため、いったいどんなロックハラスメントが存在するのか把握しておきましょう。
月ハラ(血染めの月ハラスメント)
基本でない土地をすべて山に変えてしまう恐ろしいエンチャント〈血染めの月〉による土地ロック戦術によるハラスメント。
特に多色環境のモダンで多く確認され、被害団体も存在するほど【血染めの月から特殊地形を守る会】。
Blood Moon / 血染めの月 (2)(赤)
エンチャント
基本でない土地は山(Mountain)である。
チャリハラ(虚空の杯ハラスメント)
主にX=1で唱えられ、手札が文字通り虚空と化す。様々なシーンで散見される。反チャリハラ団体であるNPO法人【虚空の杯から呪文を守る会】代表は、全国各地でX=5以上で唱えることで、虚空の杯でプレーヤーを笑顔にする活動を行っている。
※10マナからX=5で唱えられた〈虚空の杯〉はほぼ誰にも影響がなく、平和のシンボルである
Chalice of the Void / 虚空の杯 (X)(X)
アーティファクト
虚空の杯はその上にX個の蓄積(charge)カウンターが置かれた状態で戦場に出る。
プレイヤーが、この上に置かれている蓄積カウンターに等しい点数で見たマナ・コストを持つ呪文を1つ唱えるたび、その呪文を打ち消す。
コマ先生のハラスメント
レガシーで猛威を振るう〈師範の占い独楽〉と〈相殺〉によるソフトロックハラスメント。完全なロックにはならないものの、上記2種と違って自分には全く影響が無いため、より犯罪傾向の強い人間に好まれる悪質なハラスメント。恐ろしいことに、このデッキは当時のスタンダードでもその存在が確認されており、全国各地でキッズ達が魔の手にかかったのは記憶に新しい。両カードともアンコモンということから被害者が復讐のため同ハラスメントに手を染める事案も多く発生し、社会問題に発展した。
Sensei’s Divining Top / 師範の占い独楽 (1)
アーティファクト
(1):あなたのライブラリーのカードを上から3枚見る。その後それらを望む順番で戻す。
(T):カードを1枚引き、その後師範の占い独楽をオーナーのライブラリーの一番上に置く。
Counterbalance / 相殺 (青)(青)
エンチャント
対戦相手が呪文を1つ唱えるたび、あなたは自分のライブラリーの一番上のカードを公開してもよい。そうした場合、その呪文の点数で見たマナ・コストが公開されたカードの点数で見たマナ・コストと等しいならば、その呪文を打ち消す。
オポハラ(対立ハラスメント)
ウルザズディスティニー産の凶悪エンチャント〈対立〉を使用したロックハラスメント。当時からロックデッキを使う人間は忌み嫌われる存在だったが、リス、鳥、さらには卵等MTGにおいてファンシーな生物を隠れ蓑にし、その被害を拡大させた。クリーンなイメージの強い白と緑を基調としたセレズニアギルドだが、〈対立〉のマイルド調整版とも言える〈制圧の輝き〉を使用したセレズニア対立を使用し人は表と裏で違った表情を持っていることを示した。
Opposition / 対立 (2)(青)(青)
エンチャント
あなたがコントロールするアンタップ状態のクリーチャー1体をタップする:アーティファクト1つかクリーチャー1体か土地1つを対象とし、それをタップする。
Glare of Subdual / 制圧の輝き (2)(緑)(白)
エンチャント
あなたがコントロールするアンタップ状態のクリーチャー1体をタップする:アーティファクト1つかクリーチャー1体を対象とし、それをタップする。
ズアハラ(ズアーの運命支配ハラスメント)
ライフを支払うことで対戦相手に新しいカードを引かせない〈ズアーの運命支配〉と恒久的ライフ回復手段とを併用することで、相手の動きを封殺するロックハラスメント。このハラスメントの恐ろしい所は、一度ロックが決まってしまうと二度と抜け出せない点である(第4版当時)。ズアー側は〈フェルドンの杖〉によってライブラリを回復するため、相手が投了するかライブラリーアウトになるまで待つという地獄の2択を迫られる。事態を重く見たウィザーズは第9版以降このカードを刷っていないが、コールドスナップにて本人である〈結界師、ズアー〉が登場した。
Zur’s Weirding / ズアーの運命支配 (3)(青)
エンチャント
プレイヤーは自分の手札を公開した状態でプレイする。
プレイヤー1人がカードを1枚引く場合、代わりにそのプレイヤーはそれを公開する。その後、他のプレイヤーは2点のライフを支払ってもよい。いずれか1人のプレイヤーがそうした場合、そのカードをオーナーの墓地に置く。そうでない場合、そのプレイヤーはそのカードを引く。
セプハラ(セプターチャントハラスメント)
〈等時の王笏〉と〈オアリムの詠唱による〉ロックハラスメント。猛威を振るったコマ先生のハラスメントは唱えた呪文をかたっぱしから打ち消すが、このセプハラは呪文を唱えることすら許さない。唯一、インスタンドのみ唱えられてしまうため〈解呪〉等のアーティファクト破壊呪文が対抗策となるが、当時のウィザーズは容赦を知らず〈ザルファーの魔道士、テフェリー〉を同居させることで被害者数増大を強力に後押しした。
Isochron Scepter / 等時の王笏 (2)
アーティファクト
刻印 ― 等時の王笏が戦場に出たとき、あなたはあなたの手札にある点数で見たマナ・コストが2以下のインスタント・カードを1枚、追放してもよい。
(2),(T):あなたは、その追放されたカードをコピーしてもよい。そうした場合、あなたはそのコピーを、そのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
Orim’s Chant / オアリムの詠唱 (白)
インスタント
キッカー(白)(あなたがこの呪文を唱えるに際し、あなたは追加の(白)を支払ってもよい。)
プレイヤー1人を対象とする。このターン、そのプレイヤーは呪文を唱えられない。
オアリムの詠唱がキッカーされていた場合、このターン、クリーチャーは攻撃できない。
Teferi, Mage of Zhalfir / ザルファーの魔道士、テフェリー (2)(青)(青)(青)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
瞬速(あなたはこの呪文を、あなたがインスタントを唱えられるときならいつでも唱えてよい。)
あなたがオーナーである、戦場に出ていないクリーチャー・カードは瞬速を持つ。
各対戦相手は、自分がソーサリーを唱えられるときにのみ呪文を唱えられる。
3/4
上記が有名なロックハラスメントの紹介です。
他にも、まだまだ卑劣なロックハラスメントが存在しています。
皆さんも、被害者・加害者になる前に、ハラスメントの内容を良く理解しましょう。
コメント
私はオポハラの使い手だったようですww
リンクさせていただきます